能衣裳の魅力と特別展示
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こんにちは。
きもの おお又 です。
5月16日(木)~21日(火)
「京阪きもの大市」開催中!!!
~日本の文化継承~をテーマに、
「能を知り、能を学ぶ」特別衣裳展示をご用意。
ということで、イベントを楽しむ為の前知識として、
今回は少し、能衣裳について触れたいと思います。
能衣裳は、日本の伝統的な演劇である「能」において使用される装束で、その歴史と特徴は非常に興味深いものがあります。
室町時代は、公家や武家の日常の衣服を舞台衣装として用いたり、仕立て直すなどしていました。
「能」を庇護した権力者の好みが反映され、豪華さの背景には貴人から衣を下賜されるシステムが存在しました。 最古の能装束として伝わるのは、室町時代後期に世阿弥の甥の音阿弥が将軍足利義政から拝領した「懺法用単法被(竹屋町単法被)」で、現在も観世宗家が着用しています。
16世紀のものである古い品の多くは、桃山時代の美意識が表れており、江戸時代には国内の染織技術の向上によって作られる新しい装束にも、伝統的な美意識が継承されていました。 能装束の特徴としては、女性の役柄に用いる装束が特に繊細で美しく、金糸・銀糸・色糸を使い立体的な模様を織り出す「唐織」や、刺繍と金銀の箔を摺ることで模様を出す「縫箔」などがあります。
また、舞を舞う役柄が羽織る薄手の「長絹」も能独特の衣装で、その装飾は小物にも及びます。
能装束は、その役柄をリアルには写し出さず、象徴的に表現しています。
例えば、貧しい漁師や汐くみ女の役でも、その当時の恰好で表現するのではなく、装束を通じて様式的に、象徴的に役柄を表現するのが特徴です。
装束の種類は多岐にわたり、性別、年齢、身分、職業、性格などの情報を装束で読み取ることができます。
能装束の豊かな歴史と独特の特徴は、日本の伝統文化と芸術の深い理解を提供し、「能楽」の魅力の一部となっています。舞台上での装束の選択は、演じる役者によって異なり、その日の「能」に、どのような装束と面を用いるかを考えることが、「能楽」の演出の重要な要素になっています。
能楽の歴史に触れ、
今も変わらないコト、
時代に沿って変化してきたコトを、
その目で感じてください。
ご来場を心よりお待ちしております。
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