ある、お客様のエピソードから気付いた呉服屋の想い



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こんにちは。
きもの おお又 です。

今回は、おお又の社長 小寺が体験したエピソードと、そこからの「気付き」について、ご紹介したいと思います。

数年前に、
親しいお客様がご来店された時のエピソード、とのこと。

「うちのお父さんの寿命が、あと数か月なの。私、お葬式の時に葬儀社で用意する、粗末な白装束を着せてお見送りをするのは可哀想だと思うの。呉服屋さんで、立派な衣装は作れないですか?」

こんなご質問をいただき、その時は、正絹の羽二重の白生地でお誂えをさせていただきました。

「これでお父さんも立派に成仏できるわ。ありがとうございます」

そう言って、大変喜ばれたことを思い出します。

この時に感じたことがあります。

私たち、歴史を持つ呉服屋は責任を持って、人生の最後のイベントである「故人のお見送り」までを関わるべきだと。

日本人の、人生の通過儀礼には和の文化である「着物(きもの)」が第1礼装となります。



この世に誕生した時の「初着」から始まって「入学式」「七五三」「十三参り」「成人式」「結婚式」等、ずっと呉服屋がお手伝いさせていただき、最後の「故人のお見送り」だけは、葬儀社にお任せしているのは、呉服屋としての責任を果たしていないのではないかだろうか?と。

終活の一環として、元気な内に、自分の葬式、お棺、お墓を決める時代です。
旅立つ白装束の衣装も、呉服屋の責任として形にできたら、呉服屋冥利に尽きるなあ、と思っています。



おお又の創業の精神
「きもの文化を通じ、お客様に満足と幸せを提供します。これすなわち、世の為、人の為となる精神なり」

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