源氏物語の世界をまとう。「源氏香」の柄で知的な着こなしを。

こんにちは!
きもの おお又です。
皆さま、着物を楽しんでいますか?
今回は、和服のデザインの中でも、さりげなくてかっこいい「源氏香(げんじこう)」の魅力についてお伝えしますね。
あの縦に5本の線が並んで、横線でカクカクとつながっている不思議な形。
一度は見かけたことがあるのではないでしょうか。
あれは、室町時代から江戸時代にかけて完成した「香道」という、お香の香りを当てる優雅な遊びから生まれたデザインなんです。
実はこの柄、全部で52種類もあるんです。

なぜ52かというと、あの有名な『源氏物語』の全54帖のうち、最初と最後を除いた52の巻名に対応しているから。
江戸時代のファッションカタログである『雛形本』にもよく登場していて、当時の人たちが「教養を身にまとう」という粋な感覚で楽しんでいた歴史があります。
さて、そんな源氏香の着物、どんな場所に着ていくのが素敵でしょうか。
私のおすすめは、美術館や歌舞伎の観劇、そして少し背筋を伸ばして行くホテルランチです。
根拠としては、源氏香が「幾何学模様」でありながら「文学」の背景を持っていることが挙げられます。
特定の花が描かれていないため、季節を問わず一年中着られるのが最大のメリット。
文化的な場所へ行く際に、この知的なデザインはこれ以上なくしっくり馴染みます。
TPOのポイントは、着物の「格」に合わせることです。
普段使いの小紋なら、お友達とのランチや習い事に。
金彩が入った訪問着なら、お茶会や結婚式の披露宴にも向いています。
「物語を身にまとう」という遊び心は、着物上級者さんからも一目置かれるはずですよ。
古典的なのにどこかモダンで、時代を超えて愛される源氏香。
ぜひお気に入りの一着を見つけて、その背景にある物語と一緒に楽しんでみてくださいね。
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