帯も洗う!!金糸・銀糸を20年長持ちさせるお手入れのコツ



こんにちは。

前回は着物の丸洗いと汗抜きの違いについてお話ししましたが、お手入れのイメージは湧きましたでしょうか。

今日は、着物につきものの相棒、帯のお手入れにスポットを当ててみたいと思います。
「着物は洗うけれど、帯って洗う必要があるの?」と思っている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容です。

実は、着物は毎回クリーニングに出す方でも、帯は一度も洗ったことがないままタンスに仕舞い込んでいるケースがとても多いのです。

でも、それは大切な帯の寿命を縮めてしまう原因になります。

ここで、昔からよく言われているお手入れの「噂」について、正しい知識をお伝えします。
「帯は洗うと中の芯が縮んで形が崩れるから、絶対に洗ってはダメ」
というお話を聞いたことはありませんか?

実はこれ、現代においてはフェイク情報なんです。

確かに、お家で水洗いをしたり、お着物の知識がない一般的なクリーニング店に出してしまうと、帯の芯地が水分を吸って縮み、型崩れを起こすリスクがあります。

ですが、着物専門店の丸洗いは、水を一切使わない特別なドライクリーニングです。

そのため、帯の芯が縮む心配はなく、型崩れさせることもなく安全に汚れだけを落とすことができるのです。

では、なぜ帯も丸洗いをする必要があるのでしょうか?

最大の理由は、帯のきらびやかな魅力を支えている金糸や銀糸、金箔を守るためです。

帯を結んだり解いたりするとき、私たちは必ず手で帯のあちこちを強く触りますよね。
そのときに、目には見えなくても手の皮脂や油分がしっかりと帯の表面に付着しています。

この皮脂汚れを残したまま梅雨のジメジメしたタンスに放置してしまうと、油分が空気中の成分と反応して酸化を起こします。

これが、せっかくの金糸や銀糸が黒ずんでしまったり、大切な箔がポロポロと剥がれ落ちてしまう一番の原因なのです。

お気に入りの帯の輝きを20年、30年と長持ちさせるためには、梅雨前の今のうちに丸洗いで表面の油膜を綺麗にリセットしてあげることがとても大切になります。

大切な着物コーディネートを支えてくれるお気に入りの帯。黒ずんで手遅れになってしまう前に、ぜひお着物と一緒に専門店へ相談して、すっきりリフレッシュさせてあげてくださいね。



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