失敗しない!着物をクリーニングに出すときにお店に伝えるべき3ステップ

こんにちは。
5回にわたってお届けしてきた梅雨前のお手入れ特集も、いよいよ今回が最終となりました。
ここまで、梅雨前にクリーニングに出すメリットや、丸洗いの本当の知識についてお話ししてきました。
これらを参考に「よし、週末に手持ちの着物をクリーニングに持っていこう」と計画されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最終回は、いざお店に着物を持っていくときに、仕上がりで絶対に失敗しないためのスマートな頼み方3ステップをお話しします。
本題に入る前に、お店選びに関する大切な注意点をお伝えさせてください。
「洋服のクリーニング店なら、どこのチェーン店に出しても仕上がりは同じでしょ」と思っていませんか?
実はこれ、とても危険なフェイク情報なんです。
一般的な洋服のクリーニングと着物の丸洗いでは、使う溶剤も、職人さんの技術も、乾燥の方法もまったく異なります。
着物の知識がないお店に預けてしまうと、生地を傷めたり、落とせるはずの汚れが残ってしまったりといったトラブルの原因になりかねません。
大切な着物を預けるなら、必ず着物の構造や繊維を知り尽くした着物専門店や、信頼できる呉服店を選んでくださいね。
それでは、専門店で失敗しないためのスマートな頼み方3ステップをご紹介します。
ステップ1は、いつ着て、どのくらい汗をかいたかを伝えることです。3回目のブログでもお話しした通り、丸洗いだけでは汗は落ちません。「4月の入学式に数時間だけ着て、少し汗ばみました」などと具体的に伝えることで、お店側も適切なメニューを提案してくれます。
ステップ2は、気になる汚れの場所をあらかじめ伝えておくことです。衿元のファンデーションや袖口の擦れなど、気になるシミがある場合は「ここに汚れがあります」と指をさして確認し合いましょう。持っていく前に、汚れている場所をスマホの写真で撮っておくのも忘れ防止におススメです。
ステップ3は、次にその着物をいつ着るか、予定を伝えることです。秋の結婚式や11月の七五三など、次に使う時期が決まっている場合は必ず伝えて納期を確認しましょう。梅雨時期は丁寧にお手入れをするため、仕上がりに時間がかかることもあります。早めに確認しておけば、直前になって焦る心配がありません。
この3つのステップを意識するだけで、お店とのコミュニケーションが驚くほどスムーズになり、大切な着物を最高の状態で受け取ることができます。
5回にわたってお読みいただき、本当にありがとうございました。
ジメジメした梅雨が来る前に、ぜひすっきりとお手入れを済ませて、大切な着物と帯を次のシーズンまで安心安全に守ってあげてくださいね。

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