墨流し染めの上品な着物コーディネートを



こんにちは。
きものサロン おお又 松菱店です。

墨流し染めの着物に、
「きものはドレスである」と名言を残している、渡辺雪三郎の可憐な帯をあわせて。

伝統的でありながらどこかモダンでアートのような美しさを持つ「墨流し染め」

墨流し(マーブリング)の歴史はなんと平安時代まで遡ります。

当時は貴族たちが水面に墨を落とし、流れる模様を楽しんだ優雅な遊びでした。
今も国宝の和歌集の和紙などにその美しさが残されています。

それが江戸から明治、現代へと受け継がれ、職人たちの手によって素晴らしい着物へと進化しました。

水面に染料を浮かべ、一瞬の波紋の動きをそのまま絹の白生地に写し取るため、世界に二つとない「完全な一点物」が生まれます。

さらに、墨を水に流すことから「これまでの苦労を水に流し、平穏に暮らせるように」という粋な縁起担ぎの意味もあるんですよ。

そんな特別な墨流しの着物を、現代らしく素敵に着こなすコーディネートのポイントを2点ご紹介。

1点目は、帯選びです。
着物の柄が流動的で存在感があるため、帯には幾何学模様やシンプルな博多織、またはすっきりとした無地感を合わせるのもおすすめです。
引き算のコーディネートを意識すると、お互いの良さが引き立ち、洗練された大人の着こなしになります。

2点目は、小物での差し色です。
墨流しの持つ独特のグラデーションの中に、帯締めや帯揚げで1色だけパキッとした鮮やかな差し色を利かせてみてください。
全体の印象がピリッと引き締まり、現代的な和洋折衷の雰囲気にもマッチするおしゃれ感が楽しめます。

一瞬の美しさを身にまとう「贅沢」を楽しみましょう。

松菱百貨店6階
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