十三参りを知っていますか?



こんにちは。
きもの おお又 です。

暦は8月を迎え、日差しが眩しい夏本番となっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、着物の世界や人生の節目で「通過儀礼」という言葉をよく耳にしますが、その歴史や詳しい意味について「なんとなくしか知らない」という方も多いかもしれません。

「お宮参り」や「七五三」を経て、次に訪れる伝統的な通過儀礼が「十三参り(じゅうさんまいり)」です。

十三参りは今から250年ほど前の安永二年(1773年)、京都 嵐山の法輪寺で行われたのが始まりと言われています。

数え年十三歳は、昔の男子であれば元服の時期にあたり、女子も少女から大人の女性へと変化していく大切な時期。そして人生において初めての厄年にあたります。

この時期に厄難を取り除くとともに、これから力強く生きていくための「智恵」と「健康な心身」を虚空蔵菩薩様から授けていただくことを願う大切な儀式です。



現在は4月13日前後に法要が行われます。

京都では法輪寺から渡月橋を渡るまでに振り返ると、授かった智恵を返してしまうと言われ、渡りきるまで振り返らない風習があります。関西生まれの方で体験された方も多いのではないでしょうか。



十三参りの基本的な装いは、初めて大人の本裁ちのきものを肩揚げし、おはしょりをして着ます。

帯は大人の袋帯などを締め、大人の女性へ一歩近づく節目を祝います。

そして、この「十三参りの着物選び」もまた、ご家族にとって大切な行事の一つです。

どんな柄や色を着るか、どんな帯を合わせるかをご家族皆様で話し合い、お嬢様ご本人の好みを取り入れながら選ぶ時間そのものが、かけがえのない思い出となります。

少し大きめのお着物に袖を通したときのお嬢様の成長したお姿は、ご家族にとっても大変感慨深いものです。

お仕立てやコーディネートには早めのご準備がおすすめですよ。

参考:きもの文化検定公式教本

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